アクア研究室

・・・今日は写真が良く撮れましたので・・・

・・・・・日本一大きな蝶オオゴマダラ・・・・・です。

羽を広げるとなんと15cm±と日本一の大きさです。

この蝶の特徴としましてはホウライカガミと言う樹木が無いと繁殖する事が
出来ません。・・・・日本中の各所で養殖しているようですが・・・・・
蝶の管理に加え、このホウライカガミの確保が大変だと思います。
もうひとつの特徴としましてはサナギが黄金色をしているのも特徴です。
生息地は熱帯地方に広く分布し日本では鹿児島の喜界島が北限とされています。
沖縄を代表する蝶でもあり、沖縄に行くとお土産屋さんで養殖している所も
見かけます。私が仕事でお邪魔している福岡市植物園とアイランドシティ
中央公園が、このオオゴマダラの養殖を行なっています。

紹介する写真はアイランドシティ中央公園で撮影したものです。

美しく大きな蝶オオゴマダラ今年は例年以上に多く乱舞しております。


このホウライカガミにみしか卵を生み付けませんし、幼虫もこれしか食べません。


葉の裏側に卵を産みつけます。



卵の拡大写真です。


産卵後の卵は葉っぱのまま小さなカップ内で葉っぱを与えて成長させます。


ある程度成長した幼虫はカップに一匹づつ別けます。大変手間暇の掛かる作業ですね。


黄金色のサナギになると温室内の羽化専用の場所で何方でも手軽に見る事が出来ます。


運が良ければ羽化する瞬間に立ち会う事が出来るでしょう。
☆羽化する前のサナギは黄金色から深緑に変色しますので、深緑のサナギを狙って下さい。


羽化が終わり羽が開いたら自然に温室内を自由に飛び回ります。
もっと詳しく知りたい方はアイランシティ中央公園の管理事務所に訪ねて下さい。